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(連載小説)婆ちゃんの贈り物 第1話

『お前、高校生になったんだろ。どうだい、気になる女子とかいるのかい?』
ある日、突然電話を掛けてきた父方の祖母の第一声である。
俺、成松正輝(なりまつ まさき)も健全な男子高校生として何人か気になる女子がいたのでドキリとしたが、正直に答えるのも気恥ずかしくて誤魔化すように答える。
「担任の先生が美人ってことぐらいかな」
嘘ではなかった。
担任の小岸希美(こぎし のぞみ)先生は、落ち着いた美貌、しっかりと凹凸を主張するプロポーション、それに加えて母性的な優しい性格の清楚系美人だ。
性的な興味は同年代の女子よりも遥かに上である。
とは言え、向こうは女教師でこちらは男子生徒。
イケメン教師に美少女なら相手にしてもらえるかもしれないが、この組み合わせは余程の事が無い限りくっつくとは思えない。
事実上の高嶺の花だ。
『お前ぐらいの年頃は年上の女が良く見えるもんだね。で、その先生はなんて名前なんだい?』
つっこんだことを聞くんだなと不思議に思いながらも、俺は正直に先生のことを話す。
『また連絡するよ』
話を聞き終えると一方的に電話を切られて俺は唖然とした。
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