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記事一覧

(連載小説)憑依の研究 最終話 俺たちのドラマ

「あ、あ、あっ、あん!」放課後の用務員室に、この学校の国語教師である椎木妙穂の喘ぎ声が響く。彼女は四つん這いの姿勢で、後ろからの俺の攻めを気持ちよさそうに受け入れている。横では養護教諭の平井木綾香が用務員の木乃池秀作の股間に顔を埋め、幸せそうに口で奉仕している。俺は3年生になった。憑依経験を順調に積み重ねて、俺にも『くノ一』が出来ていた。秀作さんに至っては2体目が出来て、『1号』・『2号』と呼んでいる...

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(連載小説)憑依の研究 第13話 成果

「あ、尾畑君、ちょうどよかったわ」放課後、いつものように用務員室に向かっていた俺は、声の主に振り向く。そこにはいつもの微笑みを浮かべた妙穂先生が立っていた。「少し用事があるのだけど…今、時間あるかな?」彼女の様子や仕草は普段通りで怪しいところはなかった。念のために彼女のオーラを確認する。『くノ一』が成りすましているのなら同じ赤系の色で分かりづらいので、見極めようとじっくりと眺める。すると先生は不思...

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(連載小説)憑依の研究 第12話 夢に向かって舞う女たち

「俺はAVの監督になる!」放課後訪れた用務員室で、部屋の主は高々と宣言して更に言葉を続ける。「…妙穂と綾香のレズ動画を撮った時にお前が言っただろ、俺にAVの監督の才能があるって。あの時から考えていたんだ…。いや、監督だけじゃねぇ、企画・脚本・演出、そして出演まで俺(と『くノ一』が乗り移った女)がやる、俺の世界を魅せるレーベルを立ち上げる!」そう言いながら包みに入ったものを取り出す。それは簡易的なロケなら...

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(連載小説)憑依の研究 第11話 くノ一

(なにか方法はないのか!)俺はネットを狂ったように検索する。心霊、超常現象、宗教に関連するサイト、終いにはTS関連の情報サイトまで目を通すが、解答どころかヒントさえ見つからない。苦しそうに顔をしかめながら眠る相棒を見つめる。その纏うオーラに浮かぶ紫色の斑点がわずかに蠢いているようにも感じる。(落ち着いて状況を整理してみるか)原因は女性に憑依してきたこと、これは間違いない。そして紫色の斑点…俺たち男の...

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(連載小説)憑依の研究 第10話 汚染

数回の憑依を経験して、この能力を使って楽しんでいくことに迷いは無くなった。だが、それでも女性たちを精神的に追い詰めるのは避けたかった。特に見知った女性たちは。それがエゴであることは重々承知の上での素直な気持ちだ。放課後訪れた用務員室で、そういった趣旨のことを語ったのだが、自分でも驚くくらい熱が入ってしまった。逆に冷めた様子で話を聞いていた秀作さんだったが、聞き終えると感想を述べる。「…わかった。俺...

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(連載小説)憑依の研究 第9話 親友

「んー、今日も疲れた」仕事が一段落ついた椎木妙穂は、机の上の書類に向けていた視線を上げる。周りを見渡すと何人かの同僚の教師たちは帰り支度を始めていた。「…癒しが欲しいな…」独り言を呟きながら椅子に背中を預ける。「!」次の瞬間、妙穂の意識は突然途切れた…。………(あれ?)気付いた時には見覚えのある場所に立っていた。(ここは…保健室?)なにかフワフワした感じで自分に主体性が感じられない。(これって夢なの?)...

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(連載小説)憑依の研究 第8話 憑依カウンセリング

(柔らかかったな…)自分の部屋でベッドに転がり、渓子の体の感触を俺は思い出す。相棒の段取りの中での慌ただしい憑依体験だったが、かえって良かったような気がする。(あんな体験をしたら舞い上がって暴走してしまうのも分かるよな)俺は自宅から霊体で行ける範囲の住人について思い出す。憑依してみたいと思える若くて綺麗な女性がその中にはいない。それに相棒の話だと、寝ている人間に憑依しても、体も意識も睡眠状態なので...

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(連載小説)憑依の研究 第7話 初めての憑依

用務員室で打ち合わせ…というより、憑依に関するノウハウの説明が始まった。話を長々と聞きながら俺は考えた。この男、頭は悪くない。憑依能力に関して自分なりに考えて検証していることは素直に感心した。問題は性格だ。思い付きや感情的な言動が多い。だからこそ未知のリスクがあるかもしれない憑依という行為を遠慮なくやっているのだろう。用務員の説明は感覚的で、しかも脱線して自慢話になったりするので、時間が無駄に過ぎ...

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(連載小説)憑依の研究 第6話 欲求不満な授業

次の日、俺は朝からずっと用務員からの誘いをどうするか悩んでいた。(昨日の妙穂先生の様子だと、記憶にうっすらと残っているだけで他におかしいところはなかったし、気をつけて楽しめばいいんじゃないか?)(いやいや、他人の体を勝手に使うんだぞ?それに俺たちが気付いていない落とし穴があるかもしれない)自分の中で自問自答が繰り返され、授業は完全に上の空だった。そして、その日の最後の授業になった。妙穂先生が教室に...

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(連載小説)憑依の研究 第5話 痴態と勧誘

妙穂先生モドキ――用務員に乗っ取られた妙穂先生――に誘われて、俺は用務員室に入る。学校の備品やら整備道具などが散乱している床に埋もれるように意識のない男が横になっていた。モドキは男のポケットを探ってスマホを取り出すと、俺に差し出してきた。「一人でこの体を楽しむつもりだったんだが、折角お前が来たんだ、このスマホで撮影してくれねぇか?」突然の申し出に俺が驚き、戸惑い、そして怒りがこみ上げると、意外そうな顔...

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(連載小説)憑依の研究 第4話 妙穂モドキ

ここまでくると流石に疑いようがなかった。妙穂先生の体は用務員の霊体に乗っ取られているという事実を。いや体を乗っ取られているだけでなく、記憶や意識、そして教師という立場まで玩具にされて遊ばれているのだ。これ以上好き勝手にやらせることに我慢出来なくなった俺は自分の体に戻るとダッシュで目的地に向かう。そして自分の胸を楽しそうに揉みながら歩く妙穂先生を用務員室の手前で見つけた俺は、勢いのまま声を掛けた。「...

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(連載小説)憑依の研究 第3話 ある女教師の放課後

「先生、さようなら~」「…はい、さようなら。気をつけて帰るのよ」すれ違う女生徒たちの挨拶に一瞬だけ値踏みするような視線を送った後、笑顔で応じる美人教師。表面上は普段の妙穂先生にしか見えない。(一体、何がどうなってるんだ?)俺はその様子に戸惑いながらも、彼女がどういった状態なのか見極めるためにも尾行を続ける。彼女は校内を通り過ぎると、体育館の方に向かう。そして女子更衣室の前まで来ると、躊躇うことなく...

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(連載小説)憑依の研究 第2話 遭遇

放課後になってすぐ、俺は幽体離脱して校内を徘徊していた。(女子の着替えでも覗かせてもらうか)学校の敷地内は問題なく移動できそうなので、俺はとりあえず体育館に向かう。その途中、職員室の前を通りかかった時だった。俺は異様なものを発見する。いや、それを言うなら今の自分もそうなってしまうのだが、とにかく同じように幽体離脱した霊体だ。しかもそいつの色には見覚えがある。(あいつじゃないか!)霊体の濃い青色は、...

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(連載小説)憑依の研究 第1話 憧れの女性と元凶の男

「失礼します」久々に登校した俺、尾畑紀夫(おばた のりお)は、荷物をもったまま職員室に立ち寄った。始業前で慌ただしく作業をしている教師たちの中に目的の人物がいることを確認すると、足早に近づき声を掛ける。「この度は心配させてしまって、すみませんでした」机に向かって作業に集中していた女教師が不思議そうに俺を見上げるが、すぐに理解して優しく微笑む。(うわ、やっぱり綺麗な人だな)久々に見るその美貌に俺は一...

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プロフィール

夜明けの街

Author:夜明けの街
『自分を満足させるには自分で書くしかない』という信念でダークな話を書いています。

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